鯖を片手に?「サBAR UM」開催

こんにちは!インターンのLucyです。

先月からスタートした、バウムの月イチBARイベント「BAR UM」

先日2月16日に第2回目を開催しました。

 

今回のテーマは「サスティナブルな漁業」
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かつては、世界に誇る大水産国として名高かった日本。

しかし、今、日本近海では、魚がどんどん減っているのです。このままだと美味しい魚が食べられなくなる日が来るかもしれない..という状態。

そんな日本の漁業の危機を知り、「日本の未来に魚を残したい」と動き出した、今夜のゲストマスター堀田幸作さん。

堀田さんは、tasobiの代表を務め、旅と遊びをとおして食材の作り手と、食べ手を繋ぐ仕事をなさっています。ある時は築地に出入りする魚屋。またある時は「もの凄い鯖」なる干物を販売し、様々なレストランとメニューを開発。またある時はサスティナブルな漁業雑誌「イサリビ 〜未来も魚を食べるぞ通信〜」を創刊するという、一体何者なのか、とても気になる人物です。

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さっそく、楽しそうな笑い声と、鯖の香ばしい香りがしてきました。

未来の日本の食卓でも、美味しい魚が楽しめるように、そのヒントを探るべく、 堀田さんのお話をきいてみましょう。

 

はじまりは、F to F ?
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B to Bではなく、F to F。「Friend to Friendの関係になってから、流通してるんですよ」

堀田さんは、Business to Businessという言葉がしっくりこなかったと言います。

「もの凄い鯖」の始まりも、茨城県の干物職人さんがつくる干物が、あまりにも美味しくて衝撃を受けたことからだと言います。「この干物をもっと色んな人に知ってもらいたい」という純粋な熱い想いと、「幸作さん一緒に何かやろうよ」という職人さんのひと言が原動力となり、誕生したのです。

 

水産業が好調なノルウェーで、今、何が起きているのか?
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実は、「もの凄い鯖」の鯖は、ノルウェー産です。どうして日本産ではないのでしょうか。それは、現在の日本では、やせ細った小さな鯖しか獲れなくなってしまっているという厳しい状況が関係しています。

堀田さんが出会った、茨城県の干物職人さんは、20年ほど前から日本の鯖が獲れなくなったことで廃業の危機に陥り、ノルウェー産の鯖を使い始めることになったと言います。最初は、遠くから運ばれてきたものなんて美味しいはずがないと思っていました。しかし、実際に確かめてみると、脂の乗りがよく、毎年安定して同じ品質の鯖を使い続けることができると分かったのです。それを機に、45年続く手作り無添加の干物屋の特製つけ汁と、ノルウェー産の鯖で干物をつくるように。

では、なぜ、ノルウェー産の鯖は、そんなにも美味しいのでしょうか。

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実は、鯖の脂が1番乗っている高く売れる時期に限定して漁獲する仕組みづくりを、国の政策として行っています。しかも、漁師さんだけでなく、第3者である科学者による調査を交えて。詳しくは、「イサリビ 〜未来も魚を食べるぞ通信〜」で。

 

未来の日本でも美味しい鯖を食べられるように ”対話する空気感を”
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堀田さんのお話のあとも、「もの凄い鯖」を頂きながら、話が弾んでいました。

「農業関係の仕事に就いていて」「居酒屋で、日本の魚が食べられなくなるというのを少し前に聞いて」「食べる通信が好きで」「漁港の町おこしをしていて」など、多様なバックグラウンドや参加動機でお集まりいただいた今夜の参加者のみなさん。

それぞれが抱いている疑問や問題意識を言葉にして、コミュニケーションの輪を広げていっていました。

議論ではなく、対話。まずは関わるすべての人たちが自分ごととして向き合い、今起きていることを考え、周りの人たちと対話を重ねていく。

今回のお話を聞いて、情報があふれている今の時代だからこそ、 「イサリビ 〜未来も魚を食べるぞ通信〜」のような、何かを考えるきっかけの場が求められているように感じました。解決方法を提示するのでなく、何気ない毎日に隠れている問題を提起をするような、ハッと気づかせてくれるような存在。もしかすると、この対話できる空気感が広がることが、日本の未来を豊かにするのかもしれません。

 

 

“美味しい魚が食卓に並ぶ幸せ”が、これからも続いていくように、今日からみなさんはどんなアクションを起こしていきますか?

 

 

 

《今夜のゲストマスター情報》

tasobi代表:堀田幸作さん

「イサリビ 〜未来も魚を食べるぞ通信〜」
現在、第2号を準備中。


来月も、「BAR UM」開催します!詳細は近日公開

次回は、どんなゲストマスターのお話が聞けるのでしょうか。

仕事帰りに、学校帰りに、ちょっとお散歩のついでに..!

いつもとはひと味ちがう夜のひとときを、BAR UMで過ごしませんか?

お酒を片手にゆったりとお話しましょう。ご来店お待ちしております。